藤原朝親 ふじわらのともちか
- 史大夫朝親 したいふともちか
生没年不詳。平安時代後期の官人。藤原朝隆の息子。
登場作品
『十訓抄』
第1 人に恵を施すべき事 1-44
優れた学者として有名だった。一方で、顔が長いので「長面進士」とあだ名されており、また、多少ヌケた人物でもあった。
あるとき、小さな車に乗って出かけたが、車高が低いので烏帽子を脱いで手に持っていた。すると、法性寺殿藤原忠通のお出かけに出くわした。慌てて車から降りて、どこかに身を隠せばいいのに、その場で平伏した。ところが烏帽子を脱いでいたことをすっかり忘れていたので、もとどりが丸出しだった。そんな朝親のありさまを見て、忠通の随身たちは顎が外れるくらい大笑いしたのだった。
